honeylab's blog

各種ハードウェアの改造、主にファミコンミニなどをやってます(ました)

ドンキはこいつが適法だっていうけど、そんなわけないやんって返事したら返事がなかなか返ってこなくなっちゃった

honeylab.hatenablog.jp

前回のブログの最後で、ドンキに送ったメールを書いておきましたが、
そのお返事が届きました。

 

 

(;゚д゚)(つд⊂)ゴシゴシ(;゚Д゚)…?!

技適(電波法)番号ですが、日本では商品に対して技適を取ることが多いですが、中国では工場部品に対して技適を取ることが多く、日本で検索するとその部品を使った別の商品が検索されることがあります。

またそういった所を含め、諸々クリアした上で輸入されているので特別問題無いです。」

何を言っているんだお前は」の検索結果 - Yahoo!検索(画像 ...

 

えーと、そうきたかw

まぁ、そういう言い訳で通る場合もあるかもしれませんが、

(この場合もアウトなこともあります)

これは ぜんぜん 部品単位の あれこれ とかじゃ ないのでwww

 

細かいことは置いといて、この技適番号に対する免許はBT EDRとBLEだけなんですが、
こいつ、WiFiカメラを名乗ってWiFiの電波だしているので…

とりあえず、このやりとりを含めて総務省技適担当に電話で念の為確認したところ、

明確に「違反状態」です、とコメントいただきました。

というわけで、問い合わせに対する返信として

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というお勧め対応を書いて送っておいたのですが、なかなか返事が返ってきません。

メールの返信元は普通のinfoだし、今までもこの返信スタイルでやり取りしてるので届いてると思うんですが…念の為にこれに追記でもっかいお問い合わせフォームから送っておきますかね。

 

 

送信ぽちー 

 

ドンキにスマモッチャーと同じ形の見守りカメラが格安で売ってたので

このブログではお馴染みのドンキのスマモッチャー、
年月を経て、次世代機が出たことですっかりみなくなったのですが

 

 

突然似たようなカメラが現れました。

 

このカメラ、ご存知のようにODMがたくさんあり、似たような中身のものが売っていることがよく知られています。

 


こいつも似たようなやつが入っていていろいろ遊べるのかもしれません

 

というわけで

買ってきた

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早速分解します

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…うーん、みたことないチップ

 

そして、、緑のレジストの基板…

この手のカメラはCMOSセンサが実装された基板の裏側にSoCがマウントされ、
レンズがねじ止めされているのが定番ですが…
FPC接続の小さなカメラモジュールが接続されているようです

Image Image

どうやら様子がおかしいですね。

 

シリアルケーブルを繋いでログを見てみます

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RT!!!!

おお。Linuxじゃないんだ。
シェル(msh) には入れますが、これは組み込みコマンドをあらかじめ定義して使うものらしく、汎用的なコマンドは分かりません。Flash吸って解析すればわかるかも

…しかし、現時点ではあまり遊べなそうです。

 

本体や説明書には書いてないけど、本体裏に技適番号のシールが書いてありますね

早速検索してみましょう

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違う機器やんけ!!!!!!!

シリアル違いとか、そういうせこいことではなくて、まんま違うやつを持ってくるのは久しぶりに見ましたね。

 

画質もゴミです。

ゴミを買いたい人以外にはお勧めしません。おもちゃにはなるかも。

 

さて、POPが派手に間違っていたのと、この技適問題をドンキに問い合わせメール出したけど3日目、まだ返事が来ませんね。どうなったかな。

 

Image

 

 

まとめスレッドはこちら

https://x.com/bakueikozo/status/1731541385306923387?s=20

Chord Trackerから楽譜を受信するアプリ「CT Receiver 」ver.2 できた!

honeylab.hatenablog.jp

 

上のリンクにあるように、ChordTrackerの通信プロトコルを掌握したため、
完全にYAMAHAのキーボードのフリをして楽譜を受信できるようになりました。

受信した楽譜はコード情報を抽出したテキストデータ、もしくは
コード情報と和音を配置した楽譜であるMusicXML形式のファイルとして出力できます。

CT Receiver

CT Receiver

  • Hiromitsu Niituma
  • Music
  • Free

apps.apple.com

どうしても、2台の端末が必要になってしまうのが残念ですが、
何かしらで音楽をがっつりやってるならどうにか2台調達できるんじゃないですかね。

ホストPCがMacであれば、Mac上でこのiPhone用アプリを動かして、
USBケーブルでiPhoneを接続してChordTrackerを起動して、
Mac側で楽譜データを受信できます。
Mac側のAudioMIDI設定で、iPhoneをオーディオ・MIDIバイスとして有効にさせると、Mac側で起動したCT ReceiverからiPhoneのChordTracker が見えるようになります。)

AndoridのChordTrackerからでも送信できるはずです。
こんな感じで接続します。


どうにかしてChordTrackerとCT ReceiverをMIDIのレイヤで接続できれば
あとはどうにかなるはずです。

まず、「CT Receiver」を起動し、「BLE Start」でMIDIバイスとして探索させます
ChordTrackerからBLE MIDIバイスを探して接続します。

ChotdTrackerの楽器として「CT Receiver」が表示されたら成功です。
もしくは、BLEではなく、USB-MIDIなどを経由して接続してもいいです。

 

簡単に使ってみる手順の動画を作ってみました

youtu.be

 

CT Receiverで受信したファイルはアプリのデータフォルダ内に保存されています。

Target Fileとして過去に受信したファイルを選択すると、そのデータを開いて
コードデータと楽譜データを出力することができます
(一度転送したデータを開くときはChord Trackerと接続する必要はありません)

さて、これ使ってくれる人いるかな…

わかんなかったらTwitterとかで聞いてね!

twitter.com

 

ChordTrackerとYAMAHAのキーボードを無線(WiFi)で繋ぐ時のMIDI over RTPのメモ(随時追記)

もしかしたら同じようなことを調べる人が20年後に現れるかもしれない

・デバイス検出はAppleMIDI(bonjor)

・ポート番号は5004(RTP-MIDI)と同じ

・セッションプロトコルはAppleMidiと似ているが、

zenn.dev

にある「IN」は「YI」、「OK」は「YO」などの置き換えがある。BYは一緒。

また、[FF]-[FF]-[XX]-[XX]の後の16バイトは全て0で埋まっている

(AppleMidiではプロトコルバージョン、識別IDなどが入れられる)

 

ChordTracker完全掌握

honeylab.hatenablog.jp

前回までの記事で、JAM機能のためのリアルタイムコード送信からコードを拾う方法を実現しましたが、やはりこれだと再生実時間がかかる、テンポが取得できない、
再生カーソルにある位置のコードが出力されるので、動かすとそれが出てしまう、という欠点がありました。

「楽譜送信」機能さえ掴んでしまえば…と悩んで数日、
ありとあらゆる手を尽くして「楽譜送信」プロトコルを掌握し、
標準MIDIファイルとして送信されるデータから店舗とコード進行をデコードすることに成功しました!!

 

このプロトコル、内部的には「MSD」と呼ばれるプロトコルで、『Yamaha SongDownloader』というソフトを使ってPCとキーボードを接続するときに使われるモノらしいです。

とっかかりとして、こちらのブログで一部が解析されていたSysExの続きを必殺逆アセゲフンゲフンと試行錯誤で突破したモノです。

https://sandsoftwaresound.net/hidden-arranger-smarts-file-system-sysex/

Android,iOSのアプリなのでBLEoverMIDIが使われていて、実装先もiOSなので、

始めたばかりのSwiftUIも含めて勉強することになってなかなかよいトレーニングになりました。

リアルタイムコード取得にのみ対応したバージョンのiOSアプリをリリースしたばかりですが…

CT Receiver

CT Receiver

  • Hiromitsu Niituma
  • ミュージック
  • 無料

apps.apple.com

 

この成果を生かした楽譜ごと転送、コード譜作成機能を実装した新バージョンを早いうちにリリースしたいと思っています。
このバージョン、意味がわからないぐらい手間をかけたので、

耳コピコード譜作成の時間をゴリっと圧縮するので、その分を何らかの形で課金していただく、というふうにしたいと思っています。

 

練習も兼ねて、広告課金+app内課金、ただし、一日に一曲ぐらいは使える、といった形でやればアプリの使い方もわかるし、払いたくなければ制限内で使ってもらえれば。

 

新バージョンの動作風景はこちら(UIは変更される予定です)

早いでしょ???使えるでしょ???

 

 

 

ChordTrackerとガチバトルした結果

honeylab.hatenablog.jp

 

ここまでの流れが上のブログに書いてありますが、改めて簡単に説明すると

 

耳コピ支援ソフト「ChordTracker」が大変便利

でも、データ書き出し機能がないのでペンで書き写すしかない

力技でAndroid版を動かして生成されたキャッシュをroot権限で引っこ抜いて

MIDIデータに変換することはできていたけど、これではみんなが使えない

 

ことに対して私は全力で立ち向かいました。決して作者に要望するのではなく。

上のブログにあるように、ChordTrackerには「JAM機能」用のリアルタイムコード情報送信と、ミュージックワークステーション用の譜面データとしてソングファイルを送信する、という二つの機能があります。

前者の機能を使うために、iPhoneのアプリとしてBLE Peripheral MIDIバイスを立ち上げ、
SH-300として振る舞うことでリアルタイムコード情報を引っこ抜くことに成功しました。

 

こちらがそのアプリの動作です。

 


ChordTrackerを動かす端末と読み取り用の端末の2台が必要になってしまうのが難点ですが、これまで全く手のつけられなかったデータのままの取得が可能になります。
現在絶賛開発中ですので、なにか機能要望がありましたら教えてください。
審査、うまいこと通るか不安だけどw

 

で、もう一つの「譜面データ」送信機能、こっちもどうにかやりたいんだよねぇ

対応しているキーボード「PSR-SX600」っていうやつらしいんだけど、中古で買っても高い上に買取価格が安くてちょっとパッと試せる値段では…うーん、うーん

kakaku.com

 

ただ、情報によると、「Yamaha Musicsoft Downloader」が使える機種ならもしかしたら同様に送れるのでは、という話もあるので、いまそっちを逆アセゲフンゲフンしてちょっと調べてみています。
https://sandsoftwaresound.net/hidden-arranger-smarts-file-system-sysex/

少なくとも、S950という機種では出来た、みたいなことが書いてありました。

S950…倍ぐらい高いんだけどな!!!!!

 

ところで、ChordTrackerの利用規約には、ChordTrackerを利用したサービスなどの構築禁止、があります。サーバー側でこれを動かしてあれこれするようなのはダメよ、っていうことなんですね。これはChordTrackerを普通に使ってるだけなんで、まぁ問題は起きないでしょう。とは思うのよね。まぁ、もしiOSで配れなかったらAndroidでapk化するなりPCで動かすなりすればいいわ。

 

1年間ChordTrackerをゴニョゴニョした結果!!(実働日数日だけど)

https://honeylab.hatenablog.jp/entry/2022/05/07/224043

前回ChordTrackerの記事を書いてから一年半、
あれやこれやと色々調べてみたところ、どうにかデータを引っこ抜く方法を見つけ出しました。

 

ChordTrackerの外部連携機能として、SH-300やSH-500などのsongnenicショルキーのJAM機能にリアルタイムにデータを送る機能と、PSR-SX600などのミュージックワークステーション・キーボードに譜面データを送るという二つの方法があります。

今回は、前者のリアルタイム機能を使用しました。

kakakumag.com

色々調べてみましたが、やっぱり実機がないとどうしようもないと言うことで、しょうがない買うか、とメルカリを見ていたところ約12000円、たまにヤフオクで8000円ぐらいのが出ていました。うーんと悩んでいたところ、そういえば近所のリサイクルショップにあったはずと見に行ったところまだ残っていました。

 

iPhoneとUSBで接続すればMIDI機器として通信できるはずですが、それだと中身を見ることができません。USB-MIDI対応の機器を使って入力ーTHRUー出力すれば中身を見ることができるはずですが、なぜかそのへんに転がしておいたはずのiPhone-USB アダプタが見つかりません。

仕方がないので分解してみます。

USBでもいいんですが、今回はBLEの方で通信します。
どうやら、USBの場合はLPCマイコンで受けてMIDI信号に、BLE接続の場合はホシデンのBLEモジュールでMIDI信号に変換した後、メインのマイコンに送り込まれているようでした。

その部分からちょっと信号をもらって通信を解析しました。

 

BLE接続認証後、GetIDでSH-300のIDを返した後、名前のクエリを専用コマンドで行い、想定の通りであれば、接続可能機器として使用できるようでした。

 

で、音源ファイルを開き、再生すると、リアルタイムにSysEXが送信されていきます。

これを解析しました。

解析もまぁ長くなりますが、これだけMIDI関連機器をいじってきたので割と簡単にどうにかなりました。

 

最終的に、マイコンにSH-300を騙らせてSysEXを受信し、コード文字列をキーボードに変換してメモ帳に入力できるようになりました。

 

画期的すぎん???これいままで手書きでやるしかなかったんだよ????

ここまでできたら後少し、これを単純なマイコンで行う機械に仕上げるか、もう一つはアプリとしてテキストに変換するかの二種類が考えられます。どうにかなんか作りたいぞ