honeylab's blog

各種ハードウェアの改造、主にファミコンミニなどをやってます(ました)

めまいで救急車呼んだらMRIで解離性動脈瘤が発見された話

3/7日の深夜、夜食を食べた後ちょっとめまいがしたので、まあ寝るかと思って横になったものの、強烈な回転性のめまいと吐き気、冷や汗がひどいまま朝を迎え、
あさやっぱりまったく改善しておらず、立つことも、目を開けることもままならなかったため救急車を呼びました。
運よく診察歴もあり、保育園の通園ルート上にある千葉流山愛成会病院へ搬送されました。

手足のしびれなどはなかったのですが、父方・母方両祖父が脳卒中、父も脳梗塞、そして高血圧の既往アリということでMRIを撮ってもらいました。
なにやら今年導入された最新の機器らしく、頭部の撮影が5分足らずで完了するらしいです。

撮影後、しばらく処置室でめまい止めの点滴を受けていると、脳外のドクターが読影にやってきて一言

 

Dr.「ん?梗塞?」

 

まって。

 

Dr.「いや、ちがうか。あーーー。うん、患者さんに説明するわ」

 

ちがったか。よかった。

 

Dr.「えーと、脳の血管のこの辺にあるのが解離性動脈瘤です。とりあえず入院してください」

 

俺『いやーーーーー、無理です…』

 

Dr「えっ…」

 

私の近況を知っている人ならわかると思いますが、妻はそんなに元気じゃない(婉曲表現)で、日常の生活には頻繁に他人の助けが必要で、私以外のサポートを受けることは精神的影響を考えると現実的に不可能です。
子供は4歳と2歳。諸々の流れで、この自宅から車で20分のところにある姉妹園に通っています。車を運転するのは私だけ。

Dr.「この動脈瘤、破裂するとくも膜下出血を引き起こしたり、血栓が飛ぶことで脳梗塞になる可能性があります。なので、入院して血圧を下げ、様子を頻繁に見る必要があります。今日は眩暈だけで頭痛はありませんか?強烈な頭痛と主に発生して、これが原因だった場合、特に数日のあいだ、頻繁にMRIを撮影して、くも膜下出血に対する備えが必要です…脳外科の先生10人に見せたら10人入院してくれっていうと思います…」

 

俺『いやー、こまったなぁ…』

俺『子供をここから車で5分の保育園に朝送ってくるので、そこで毎日MRI取ってもらえますか?』

 

Dr.「ええぇー……じゃぁそれで… もし入院の準備が整うようならいつでも入院できます…こちらの書類にサインを…」

 

 

というわけで、無事帰宅をゲットしてきました。

いや、全然無事ではなさそうだけど、それはまた後に。

主訴のめまいは2時間の点滴と静養で歩けるようになり、数日は横になったときなどに少しめまいが残りましたが、処方された薬で改善し、本日は全くありません。

 

で、帰宅したため、早速翌日から撮影三昧でしたが、
3/7,3/8,3/10,3/17と撮影したMRI上では患部には全く変化がありませんでした。

これについては、この部分が発生したのが相当前であり、この形のまま残っている可能性が一つ(この部分が元の形に戻ることもあるらしい)、もともとの血管の形がこうである可能性が一つ、もう一つは、今も進行中であり、今後何かが起きる可能性、とのことです。

 

この病巣についてはこちらのページが非常に詳しかったため、興味のある方はどうぞ。

www.showa-u.ac.jp

 

脳の血管の一番内側にある、高圧に耐える幕の部分に裂け目ができ、それよりは弱いホースの外側の部分が膨らんだ状態で血圧を保っている、ということらしいです。怖いですね。

最近、東京ミュウミュウの作者の征海未亜先生が亡くなられたクモ膜下出血、発症するとほぼほぼ元の生活はできません。

現状はMRIの写真・進行状態からして、急性期は過ぎていると考えられますが、全く変化がない、ということもあまり経験がないらしいので、注意深く見守っていく必要があるようです。

例によってCD-RでMRIデータをもらってきましたので眺めていますが、
DICOMデータのビューアは癖が強いので、いまだに患部を発見できていません!

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さて、ここで突然ですが皆様にお土産です。

貴重な私のMRI撮影データをここに置いておきます。
煮るなり焼くなり、お好きにどうぞ!

www.dropbox.com

 

(もらったディスクの中には、コピーはご遠慮願います、と書いてありますが、
その際に問題になる部分、ビューアの部分の著作権があるため除外してあります。

f:id:honeylab:20220317130419p:plain


そのため、生データになり属性等が不明になって、ただの画像生データになっていますが、それでもDICOMビューアに突っ込んだら面白い絵は見えると思います。
あ、いやブラウザで見るためのINDEX.HTMがあるのか。ROM写真集だなw)

 

いや、何でそんなことするかって。

 

今回、撮影されたデータをもらってきてますが、こういうった医療用のデータって、
フリーのデータがそんなにたくさんあるわけではなく、
ちょっと興味を持ってみてみたいな、と思った場合に見れるものではないのです。
10年以上前ですが、仕事で簡易DICOMビューアをアプリに内蔵してくれ、と言われたものの、サンプルデータは全然ないし、希望のフォーマットでもないし、とめんどくさかったことがあるのです。

なので、ここに私のDICOMデータを置いておくので、技術的興味でも、
タダの好奇心でも、また、病院でこういったデータは請求すれば必ずもらうことができること、を知ってほしいのです。
窓口や、ドクターに「自分で見るのでデータください」といえば必ずもらえます。

理由を聞かれたら、自分で見たいので、といえばそれでOK。
自費になりますが、大体CD-R一枚もらえて実費1000円+税のみです。
毎回もらうとかさむので、ある程度溜まったところでもらうといいと思います。

 

とりあえず、次の撮影会は2週間後。悪い方向にならないといいなぁ。