解析合戦不参加を表明していましたが、結局参加することになりました。
まず、シルクに騙されてUART端子が見つからず苦戦していましたが、
結局普通にUART端子が出ていたのでここからいじることができました。
さて、早速あれやこれやいじってみた感触です。
進捗です #イーグレットツーミニ pic.twitter.com/diDPUWKqMQ
— ひろみつ (@bakueikozo) March 9, 2022
とりあえず、RetroArchのメニュー画面が出ましたが、
ゲームを起動しようとするとcoreがSEGV吐いて落ちます。
なんでだろう…
RetroArchはいっちゃえば、何でも動くと思います。
画面の縦横制御とかが必要ですが、AstroCityみたいに固定じゃなく、
回転ルーチンのプログラムの呼び出し方もわかっているので、たぶん対応できるんだと思います。
ここまでミニ系をいじってきたんですが、SDカードスロットが標準でついているので、
今までで一番ハックとしてはやりやすい筐体ですね。
画面回転もあり、筐体としては最高だと思います。
(内蔵エミュのことはぶっちゃけわかんないですw)
今後のハックの流れですが
・SDカード経由でのハック
追加ゲームとして供給されているSDカードにはパスワードプロテクションがかかっていて、普通の方法で読み書きすることができません。しかし、このパスワードが解除できた状態であれば、中にあるファイルを自由に弄ることができます。
パスワードを解除したSDカードは、FATイメージが書かれた生メモリとして扱われます。ここで、中にあるegret2というファイルは、パスワード付きで圧縮されたzipファイルです。起動時にSDカードが挿入されていると、まずパスワードロックされたSDカードであるかを確認し、そうであればこのファイルにアクセスして解凍、実行するようになっています。
パスワードロックされたSDカードは容易に入手することができません。
そのため、ゲーム付きのパックを購入し、中身を書き換えることで、本体にまずこのチェックを外すようにパッチをあてることで、任意のSDカードからプログラムを実行することができます。このため、まずゲームを購入する、という必要があります。
また、このカードの書き換えも、通常のUSBーSDメモリカードでは不可能で、基板上に直接SDカードスロットがあるマイコンやraspberry piなどが必要になります。
・USB端子経由でのハック
背面USB-Cポートは電源供給専用で、PCなどと接続してもデータ通信が行われません。しかし実は、2Pコントローラ端子は、ドライバを制御することでデバイス側として動作することができ、USB A-AケーブルでPCに接続することで、USBデバイスとして認識させることができました。
起動時に特殊なネゴシエーションを行うことで、ファミコンミニやメガドライブミニ、などのハックでも活用されたFELモードに移行し、自由にファームウェアの書き換えが行われるようになります。
今後、このタイプでのハックツールがリリースされる可能性があります。
ところで、TAITOのサイトで公開されたLinuxのソースコードが、
アストロシティの時のアーカイブと寸分たがわぬ状態なので
イーグレットツーミニの液晶のドライバファイルを含んでないんじゃないか、という指摘が上がってきています。
標準のカーネルでは接続できるデバイスに制限があるので、これを外したいんですが、
そのためにはカーネルの再コンパイルが必要なため、フルセットのソースが無いと駄目なんですよ。
というわけで、とりあえず突っついておこう…