honeylab's blog

各種ハードウェアの改造、主にファミコンミニなどをやってます(ました)

ソースネクストの「ポケトーク(初代)」をAndroidとして自由に使う&電話として使うw

honeylab.hatenablog.jp

 

図らずも上記の記事の続きとなってしまいました。

前回の記事で、Androidベースの小型通訳機に興味を持ってしまったので、
似たようなソースネクストの「ポケトーク」を入手しました。

いろいろいじってみたところ、なんとこれは上記のVT300Lと同じSoCであるMT6850を使用していることがわかり、SP Flash Toolを使ってあっさりとAndroid化することができました。

(パーティションサイズが若干違うため、後述するscatterファイルが必要です)

 

 

f:id:honeylab:20210418012316p:plain

 

しかし、この機種はタッチパネルではないため、一つのAndroid端末として常用するには少々厳しい気がします。ディスプレイも丸型ですし。
カバーで隠れているだけで、中身は普通の液晶なので、小型ゲーム筐体に突っ込んでみたり、キオスク端末的に使用するならアリなのではないでしょうか。

Bluetoothが使えますので、キーボード、マウスを使用できるようにしておいたほうが便利だと思います。

 

今のところ、メルカリで3000円程度はしていますが、下がってきたら遊んでみるのもいいかと思います。

ハックの細かーいところまでは書きませんが、上記の記事の一部を本機のパラメータに変更するだけで可能ですので、その部分を記録しておきます。

ものによってはネットワークに接続後、最新ファームが降ってくる場合があります。

更新をかけてしまった場合は、systemパーティションが更新されてるっぽいので、下記改変を再度やる必要があります。

 

書き込みに必要なscatterファイル

pocketalk_scatter.txt · GitHub

上記に書いてありますが、system.binの吸い出し領域

linear_start_addr: 0xa800000
partition_size: 0xA0000000

 

改変するファイル:build.prop

改変する内容:以下の3行を追加

persist.service.adb.enable=1
persist.service.debuggable=1
persist.sys.usb.config=mtp,adb

この内容で書き換えると、電源投入+USBでadbが利用できるようになります。

(adb rootはダメでした。bootも書き換えれば行けると思いますが。)

 

尚、今のところSIMカード、通信機能の有効活用化はできていません。
もうちょっといじってみたいと思います。

 

電話の発信、データ通信ができましたw

うまくいかなかったのはどうやらdocomo SIMロックorバンドの問題だったっぽいです

 電話、なぜか発信しかできない…(かけると通話中になってしまう)