honeylab's blog

各種ハードウェアの改造、主にファミコンミニなどをやってます(ました)

「プリキュアミライパッド」を解析する(3)~追加データに思いをはせる~

「プリキュアミライパッド」を解析する(1) - honeylab's blog

 

honeylab.hatenablog.jp

 前回までの解析で、どうやら「ジュエルポート(仮)」に信号が出ているということがわかりました。

このピンが何なのか、何ができるのかを考えてみます。

 

公式の説明書には

「今後、追加データで遊びを拡張することができるので」

 と書いてあります。

 

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電源を入れた状態で信号を解析してみると、以下のようなデジタル信号が出ていることがわかりました。

 

解析にはロジックアナライザ「LAP-C」を使用しています。

16chロジックアナライザ(100MHz,32k) - LAP-C(16032) - ネット販売

 

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これは、”SPI通信”と推測されます。(経験と勘によります)

 

ピンアサインはこんな感じのようです。
ただし、MOSI(Master Out Slave In:親機から子機への出力)は上記のようにわかるのですが、MISO(Master In Slave Out :子機から親機へ)は、当然子機に相当するものがないので推測になります。

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さて、信号はどういう意味があるでしょうか。


まず、一バイト目 0x9Fをマスタから送信した後、3バイト分のクロックが観測されます。
このクロックは、MISO端子から信号を読みだしている動作です。


SPIで0x9F 、これを検索すると、以下のページが見つかりました。

BusPirateを用いてSPI接続するフラッシュメモリを手動で読み出す - DARK MATTER

このページによると、SPI Flashメモリの型番に割り当てられているIDを読みだすコマンドのようです。
つまり、ミライパッドは電源を入れると同時に、このポートに対して

「おーい!誰かいないか??」と呼びかけていることになります。

ここで、

「はい!私はメモリです!メーカは○○で型番はXXです!」などと返事をすれば、
おそらくミライパッドは

「お!おるやんけ!中身読ませてくれ!」と次のフェーズに進むと思われます。


しかし、ここで想定されているメモリのメーカや型番、中身は商品が発売されるまでは全く分かりません。
なので、ここでは以下のことだけ予言しておきます。

 

「ミライパッドのジュエルポート(仮)には、SPI Flashメモリを内蔵した何らかの追加パーツが発売され、中身のデータやアプリをミライパッドにインストールすることができる」

 

当たったらすげぇ!って言ってくださいね。