「プリキュアミライパッド」を解析する(1) - honeylab's blog
前回までの解析で、どうやら「ジュエルポート(仮)」に信号が出ているということがわかりました。
このピンが何なのか、何ができるのかを考えてみます。
公式の説明書には
「今後、追加データで遊びを拡張することができるので」
と書いてあります。
電源を入れた状態で信号を解析してみると、以下のようなデジタル信号が出ていることがわかりました。
解析にはロジックアナライザ「LAP-C」を使用しています。
16chロジックアナライザ(100MHz,32k) - LAP-C(16032) - ネット販売
これは、”SPI通信”と推測されます。(経験と勘によります)
ピンアサインはこんな感じのようです。
ただし、MOSI(Master Out Slave In:親機から子機への出力)は上記のようにわかるのですが、MISO(Master In Slave Out :子機から親機へ)は、当然子機に相当するものがないので推測になります。
さて、信号はどういう意味があるでしょうか。
まず、一バイト目 0x9Fをマスタから送信した後、3バイト分のクロックが観測されます。
このクロックは、MISO端子から信号を読みだしている動作です。
SPIで0x9F 、これを検索すると、以下のページが見つかりました。
BusPirateを用いてSPI接続するフラッシュメモリを手動で読み出す - DARK MATTER
このページによると、SPI Flashメモリの型番に割り当てられているIDを読みだすコマンドのようです。
つまり、ミライパッドは電源を入れると同時に、このポートに対して
「おーい!誰かいないか??」と呼びかけていることになります。
ここで、
「はい!私はメモリです!メーカは○○で型番はXXです!」などと返事をすれば、
おそらくミライパッドは
「お!おるやんけ!中身読ませてくれ!」と次のフェーズに進むと思われます。
しかし、ここで想定されているメモリのメーカや型番、中身は商品が発売されるまでは全く分かりません。
なので、ここでは以下のことだけ予言しておきます。
「ミライパッドのジュエルポート(仮)には、SPI Flashメモリを内蔵した何らかの追加パーツが発売され、中身のデータやアプリをミライパッドにインストールすることができる」
当たったらすげぇ!って言ってくださいね。