ちょっと業務で使う必要があったのでこいつを調達。
「FUSOデジタルCO2・O2チェッカーCD-2IR」
ほんとはデジタル出力が出るものがほしかったんだけど、
1プローブでCo2,O2が測れてデジタル出力のあるものが見当たらなかったので
次点でアナログ出力のあるこいつに。
Co2はNDIR,O2はガルバニ電池。
O2のレンジは5%~30%、Co2は0.04~5%。
学校の酸素・二酸化炭素の実験なんかで使うためにウチダのカタログに載ってるような商品で、呼気のレベル(2%~)が計測出来ます。
その辺で買える室内環境用のCo2センサは3000ppmとか5000ppmとかまでで、
このレンジのものはあまり売ってないのです。
ある程度正確性を要する案件なので、単センサは選定できず。
使う前に構造を知っておきたいのと、今後できればセンサ単体でシステムを作りたいので確認のために分解します。
本体裏表
単三電池4本のほか、AC/DCアダプタで動作可能。
左から電源、アナログ出力、センサプローブ端子
裏蓋をあけたところ
内部マイコンボードを外したところ。
メインマイコンボード。CPUはTOSHIBAのTMP86FM29LUG。
Co2/O2一体型プローブ。開けてみる。
O2センサは SK-25F アナログ電圧が出力されるタイプ
Co2センサはsenair.comのもので、型番が読めないけどおそらく5%maxのこいつかな。
こっちはmodbusらしい。
プローブ基板と本体はVCC/GND/緑/白の4芯でつながってるのでi2cあたりに変換してるのかな?
プローブ基板の裏、写真左側のゲジゲジがたぶんそのマイコン。
真ん中のはO2センサの出力(0-10mV)のアンプかと。
電源を入れると60秒のウォームアップが。バブルシステムではない。
ウォームアップ後、そこを外気とみなして21% O2に校正してしまうので、
そうでない環境で電源をON/OFFできないのがちょっとあれ。
Co2は明示的に校正ボタンで400ppm。
軽く息を吹きかけてみたところ。約1% Co2。
センサの動作環境としてRH 80%までという要求があるので、
測定空気を盤用除湿器に通したところで測定する、という構造を作ってみる予定。
アナログ出力専用ケーブルを発注し忘れてた…作れるけど、仕事なので買う…