だいぶいじって遊んでいて、そこそこ使えることが分かったのと、この調子だといつ壊してもおかしくないので追加で購入しました。
せっかくなので追加 #ATOMCam pic.twitter.com/XJzk89Z0fu
— ひろみつ(honeylab) (@bakueikozo) 2020年5月23日
さて、追加で購入した一台を車の中に試しに積んでみることにしました。
ドラレコ代わりにすることができるか、ということと、防犯カメラになるのかどうか、ということをなんとなく評価してみたかったからです。
ATOM CamはUSB電源で動作するため、一般的なシガーソケット-USB変換器を使用することで、とりあえず車のエンジンがかかっている間は動作させられそうです。
しかし、これではエンジンの始動時に電圧が不安定になることや、例えば事故を起こしてエンジンが停止した場合、即座に電源が落ちてしまい、映像の記録が途絶えてしまいます。
そういったことに対応するため、市販のドライブレコーダには内蔵バッテリーがあり、外部の電源が落ちたことを検出して実際に電源を切るまで、このバッテリーで動作するようになっています。
しかし、ATOM Camはそのような設計になっていません。
そのため、常時電源を供給できるようにする必要があります。
車の電源端子を利用して、常時電源とすることもできますが、バッテリーの残量に影響するため避けるたほうがいいです。
しかし、私の車にはサバイバル用の非常用サブバッテリーと、それを常時充電するための50Wソーラーパネルが搭載されています。
この電力があれば、ATOM Camを常時動作させることなど問題ありません。
私の車にはこのバッテリーを利用した、エンジンの状態に関係なくChromeCastで動画を視聴できる仕組みが搭載されています。
Chromecast仮設置 pic.twitter.com/nrEnoSBCaT
— ひろみつ(honeylab) (@bakueikozo) 2019年8月11日
インターネット接続はWiMax2のルータを使用しています。
そのため、ATOM Camの強みである常時インターネット接続も利用可能です。
ここで、注意ですが、ATOM Camをはじめとした一般的な電子機器は、常時車載して動作させるような構造になっていません。
真夏の直射日光・熱もその条件の一つですが、振動も大きな要素です。
エンジンや走行による振動で、普通の条件では問題様な部品でも、外れてしまうことがあります。ちなみに、ChromeCastのデバイス、一代目は半年で壊れました。
車載条件は結構厳しいです。
さてさて、搭載したといいますが、とりあえずダッシュの上に置いてみただけです。
これで、どんな映像が撮れるでしょうか。
まず、停車中。
それなりにくっきりはっきり映っているようには見えます。
広角カメラのためそこそこの範囲が移っていますが、市販のドラレコほど広範囲に撮影はできません。
対向車が来ます。この映像では、拡大してもナンバーを読み取ることはできません。
ここまで近づいて、ようやく4桁を読み取れました。
横断歩道上に駐車しているアンポンタンがいます。何考えてるんですかね。
ここまで近づいて、ようやく4桁がぼんやり読めます。
ナンバーの視認性は結構悪いです。
一般的なドライブレコーダーは圧縮率を下げ、画像を鮮明に記録することを優先にしていますが、ATOM Camで撮影される動画は結構圧縮がきついです。
1分当たりのファイルは約7MBです。
Iフレームが入った瞬間に絵が多少パキッとしますが、それ以降はかなりブロックノイズが多いです。
これは車載動画の特徴である、画面全体が動いてしまうことによるものだと思います。
防犯カメラ、特に動き検出で何かを見つけるような場合、画面全体はほとんど動いていないことが前提ですから…
このような用途のために、ビットレートをガツンと上げるような設定ができたらいいんですがねw
夜コンビニに出かけるときの画です。
このぐらいの明るさであれば、ナイトモードではなく通常モードのようですが、
ナイトモードがONになってしまうと、赤外LED投光器の明かりが窓ガラスに反射し
何が何だかわからない映像になりますw
ここまでの評価の結果、ATOM Camはドライブレコーダ代わりのカメラとしてはちょっとまだ使いにくい、という感じでした。
パラメータの調整や設置を工夫したらもうすこしうまくいくかもしれません。
まぁ、これで2500円、ってすごいですからね。
あと、車内でONにしているWiFiルータの電波が切れているときや、自宅前に止めているときには自宅のWiFiを拾えるので、FreeWiFiスポットや自宅APに自動で切り替えられるように、複数の設定を放り込めるようになるといいんだけどなぁ(っていうのは、たぶん魔改造スクリプトを突っ込んで実現させてみたいなぁ)