一部界隈で話題の、プログラマー向けカロリーメイトのCUIサイト
https://www.otsuka.co.jp/cmt/to_programmer/cui/
こちら、Rubyのまつもとゆきひろ氏監修ということもあって遊びごごろあふれたページのようです。
「プログラマー向け」とは書いてありますが、これは「一般人」から見たいわゆるカタカタやってる人向け、ぐらいの意味ですね。
ページを開くと、いわゆる黒いコマンド画面が表れます。
ここで、いろいろな操作をして楽しんでください、とのことです。
我々のようなこういう機械に慣れ親しんだ者から、
そして何か準備されたもの、ということを考えると、
すべての機能を把握するのは割と簡単です。
しかし、あまりなじみのない人にとっては全く楽しむことができないでしょう。
せっかくなので、この黒い画面で遊ぶ方法をいくつか紹介します。
また、この黒い画面、あくまでもブラウザ内で動いているだけなので、
めちゃくちゃをやっても壊れたりすることは全くありません。
安心して遊びましょう。
ちなみに、トップページのコメントにはこんなことが書かれています。
T.I氏 何者ですかね。
では、促されたようにUNIXコマンドをいくつか試してみましょう。
まず、ファイルリストを取得するコマンド「ls」をタイプしてみます。
小文字でls(エル エス)とタイプし、Enterキーを押します。
about,artibles,campain,messages,product というリストが表れました。
これだけで、見たことない一般人に対してドヤれるレベルですのでどんどんドヤりましょう。
このリスト、最初はファイルだと思って、ファイルを表示するコマンド「cat」を実行してみました。しかし、
思ったような動作はしません。そこで、ディレクトリ移動コマンド「cd」を使います。
cd スペース を打った後、ab とタイプし、おもむろに[tab]キーを押すとaboutが保管されますので、[Enter]を押します。
aboutディレクトリに入りましたので、ここでまた「ls」します。
about.txtが表示されました。
では、 cat about.txt とタイプしてみましょう
about.txtの中身が表示されました!
このディレクトリはこれでおしまいのようです。
上の階層に戻るには「cd ..」または、「cd」コマンドでホームディレクトリに戻ります。
このように、この5個のディレクトリに入り、中身を見ることができます。
また、現在の絶対ディレクトリを確認する「pwd」コマンドが使えます。
どうやら「/CalorieMate/LIQUID」ディレクトリにいるようです。
ここから、いろいろなディレクトリを辿ってどんなファイルがあるかを探すことができます。
ところで、ここでおもむろに「help」とタイプしてみましょう。
なんと、このコンソールで使えるコマンド一覧が出てきます。
しかし、「Basic commands」とあるように、あくまでも一部で、それ以外は自分で探せ、ということのようです。
imgcatコマンドは、各ディレクトリ内にあるpngファイルを表示することができます。
例えば、
こんなかんじ。
また、openコマンドでは上記にある「twitter.link」などのリンク先をブラウザで開くことができます。
基本的なコマンドは上記のリスト通りですが、ついでに内部構造をちょっと調べて、すべての利用可能なコマンドを確認してみました。
コマンドリストは上記で全部です。たぶん。
「システム」と分類したものは、いわゆるUNIXコマンドのようなコマンドとして使用できます。
「ネタ」となっているコマンドは、その挙動とは違った結果を返すものです。
是非実行してみてください。
slコマンド、絶対入ってると思ったのになかったなぁw
しかし、私は口が軽いので以下ネタバレを含みます。
ちゃんと自分で実行してみたい人は、ここから下は後で読むことにしてくださいね。
まず、「cat」コマンド(もともとはcatalogueの略称なので関係ありませんが)に似ている「cats」コマンドを実行してみます。
猫だw
「calorie」コマンドは引数を取ります。
カロリーメイトリキッド、ブロック、ゼリーそれぞれのカロリーを表示します。
「caloriemate」コマンドは、ランダムに3タイプの関係する文章を表示します。
また、rmコマンドという、ファイルを削除してしまうため注意が必要なコマンドがあります。
このコマンド、強力なオプション、「-rf」を使用すると、ディレクトリ以下を再帰的に確認なしで削除する、というバルス機能があり、これを間違えて実行してしまったためにサーバのデータが消し飛んでしまうようなこともあります。
これを実行してみるとどうなるでしょう。
「あなたは疲れているように見えます。休憩してください」というシステムからのありがたいメッセージです。
こういったIT背景をある程度知っている人が楽しめるようなネタコマンドが多数ありますので、今度こそもっと自分で実行してみてくださいね。
コマンドリストまで書いたんだぞ!実行しろよ!知らない友達とか同僚とかに見せてドヤ顔してもいいぞ!このページのことは秘密だぞ!
そうそう、秘密といえば、秘密のコマンド「secret」。
これを実行することで、特別なURLに導かれることができます。
この実行には特別な引数が必要です。
そのヒントはこのコンソールから見つけられる特別なファイルに書かれています。
それを見つけると…
抽選か!ちょっと自信ないな!でも応募したぜ!カロリーメイト食いたい!!
(飲むやつだ)
あ、でこれは上のやつの大ヒントも含むんだけど、ホームディレクトリでlsするとき、
-aオプションを付けると隠しディレクトリが見つかります。
なんと、サイトの監修者であるまつもとゆきひろ氏が作成した「Ruby」言語によって書かれたプログラムを実行できるということです。
このプログラム、プログラム自体がアスキーアートになっているという変態仕様です。
是非実行してみてください。
めんどくさいあなたはにはこちら。
で、rubyで書かれた謎スクリプトで謎アニメーションが見られる
— ひろみつ(honeylab) (@bakueikozo) 2020年8月3日
なんだこれ
"catで開いたコードをコピー&ペーストして
ローカルでも是非お楽しみください。"ですって pic.twitter.com/deKXCJjQ4Q
こんなもんかな。いまのところセキュリティホールみたいなのは無いのかな?
業界外の方でもちょっと遊べるぐらいに書いてみました。
興味のある人はぜひ遊んでみて、周りにドヤってみてください。