honeylab's blog

各種ハードウェアの改造、主にファミコンミニなどをやってます(ました)

SHARP 太陽光発電 エネルギーモニタ JH-RWL7を分解する(2)

 

普段様々な機械を分解・解析していますが、
そんなことをやったことがない人にとっては何をしているかわからないと思います。
せっかくなのでどんなふうにやっているのか書きながらやってみます。

 

さて、組み込みLinuxだと仮定するとまず見たいのが起動ログです。

UARTを探すために闇雲にピンを当たっても仕方がないので
データシートを参考に当たりをつけてみます。

f:id:honeylab:20180203111729j:plain

CPU周辺の配線はこんな感じ。
そして、データシートによるピン配置は以下の表のようになっていました。

f:id:honeylab:20180203230938p:plain

まず、本当にこのパターンであっているのかを検討します。

空きパターンになっているCPUの真下、実装されている発振子の隣の部分。
これは直感として32KHz RTC用の発振子パターンです。

f:id:honeylab:20180203231402p:plain f:id:honeylab:20180203231526p:plain

 

表を見るとたしかにこのあたりにありますね。間違いなさそうです。

ルータなんかを分解するとしっかりUARTのピンが出ていたりするんですが、
ここまでで明確に出てきている様子はありません。
では真ん中に堂々と実装されているコネクタを推測してみます。
ピン数は10。おそらくJTAGなのではないかと思っていますがどうでしょう。

f:id:honeylab:20180203231843p:plainf:id:honeylab:20180203232243p:plain

JTAGに必要な信号線がこの辺からまとめて取り出されているイメージができるでしょうか。
コネクタピンアサインをパターンから推測すると

1:GND 
2: 
3:
4:
5:
6:
7:
9:VCC
10:VCC
この時点で不明信号は7本。これが赤で囲まれたピンに割り当てられていると推測できます。
しかし、JTAGなんかは純正開発ツールでも使わない限りあまり使いません。
そして、明確にピンが建てられているパッドのいずれもUARTではないことがわかりました。

とは言え、全く出てないというのは少々不可解。
再びピンアサイン表からUARTを探してみるとこの辺とのこと。

f:id:honeylab:20180203233329p:plain

これはチップの位置としてはこの辺ですが…

f:id:honeylab:20180203233540p:plain

あれ!うにょーんって伸びてどっかに行ってますねこれ。
どこだろう…

今のところ私の勘では下の黄色いところのどれかです。

f:id:honeylab:20180203233736p:plain


ちょっと離れすぎてる気もしますが、これはJTAGのコネクタとも近いので
デバッグ用の信号がまとめられていると考えれば不自然ではない感じもします。
このあたりにプローブを当てて起動試験をしてみようかと考えています。

 

※追記※

よく見たら全然堂々と4ピンパッドがあったのを見逃してた…
これあんまり長時間外してるの怖いから写真ベースでやってたら
たまたま端っこで写ってなかったの見逃してたわ…
絶対ここじゃんUART…

f:id:honeylab:20180203111622j:plain

    ↑ 4本ピンあった…

 

SHARP 太陽光発電 エネルギーモニタ JH-RWL7を分解する(2)

 

普段様々な機械を分解・解析していますが、
そんなことをやったことがない人にとっては何をしているかわからないと思います。
せっかくなのでどんなふうにやっているのか書きながらやってみます。

 

さて、組み込みLinuxだと仮定するとまず見たいのが起動ログです。

UARTを探すために闇雲にピンを当たっても仕方がないので
データシートを参考に当たりをつけてみます。

f:id:honeylab:20180203111729j:plain

CPU周辺の配線はこんな感じ。
そして、データシートによるピン配置は以下の表のようになっていました。

f:id:honeylab:20180203230938p:plain

まず、本当にこのパターンであっているのかを検討します。

空きパターンになっているCPUの真下、実装されている発振子の隣の部分。
これは直感として32KHz RTC用の発振子パターンです。

f:id:honeylab:20180203231402p:plain f:id:honeylab:20180203231526p:plain

 

表を見るとたしかにこのあたりにありますね。間違いなさそうです。

ルータなんかを分解するとしっかりUARTのピンが出ていたりするんですが、
ここまでで明確に出てきている様子はありません。
では真ん中に堂々と実装されているコネクタを推測してみます。
ピン数は10。おそらくJTAGなのではないかと思っていますがどうでしょう。

f:id:honeylab:20180203231843p:plainf:id:honeylab:20180203232243p:plain

JTAGに必要な信号線がこの辺からまとめて取り出されているイメージができるでしょうか。
コネクタピンアサインをパターンから推測すると

1:GND 
2: 
3:
4:
5:
6:
7:
9:VCC
10:VCC
この時点で不明信号は7本。これが赤で囲まれたピンに割り当てられていると推測できます。
しかし、JTAGなんかは純正開発ツールでも使わない限りあまり使いません。
そして、明確にピンが建てられているパッドのいずれもUARTではないことがわかりました。

とは言え、全く出てないというのは少々不可解。
再びピンアサイン表からUARTを探してみるとこの辺とのこと。

f:id:honeylab:20180203233329p:plain

これはチップの位置としてはこの辺ですが…

f:id:honeylab:20180203233540p:plain

あれ!うにょーんって伸びてどっかに行ってますねこれ。
どこだろう…

今のところ私の勘では下の黄色いところのどれかです。

f:id:honeylab:20180203233736p:plain


ちょっと離れすぎてる気もしますが、これはJTAGのコネクタとも近いので
デバッグ用の信号がまとめられていると考えれば不自然ではない感じもします。
このあたりにプローブを当てて起動試験をしてみようかと考えています。

SHARP 太陽光発電 エネルギーモニタ JH-RWL7を分解する

去年の夏に取り付けた太陽光発電システムのエネルギーモニタ端末です。
タッチパネル方式。

 


ネットワーク周りやUIの様子から組み込みLinuxが入ってたりしないかなとの思いの検証です。

f:id:honeylab:20180203120323p:plain

一応組み込みWebサーバから画像での運転状態取得はできるのですが、
それより細かい状況を外から見えないかな、と思って調べてみます。

無線LANで家庭内ルータにつなぐことができます。
なぜかftpサーバもたっているようなのでアクセスしてみますが、ユーザ名とパスワードがわかりませんね。

f:id:honeylab:20180203120423p:plain

f:id:honeylab:20180203120624p:plain

 

早速分解してみます。本体内部。

Ethernetコネクタ、電源・外部IO(多分mobus)、ROM or RAM、CPUが見えます。

f:id:honeylab:20180203111532j:plain

本体基板と無線LANモジュールはフラットケーブルで接続されています。

f:id:honeylab:20180203111622j:plain

モジュール形式はVRL4149-0101Fと読めます。

検索すると

f:id:honeylab:20180203121052p:plain

SMK株式会社というのが出てきますね。

MACがA0:CC:2BでMurata Manufacturing Co., Ltd.と出るので
てっきり村田だと思ったんですが。

 しかし、当メーカページには製品情報が掲載されていないようです。
OEM、組み込み専用モジュールのようですね。

CPUはMCIMX257Dと書かれています。ARM系、ということで期待ができます。

シリアル通信はこの写真の真ん中編のピンかな。
もしかするとここはJTAGで、UARTは別かもしれませんが。

f:id:honeylab:20180203111729j:plain

電源を投入するとしばらくこの画面が表示されています。
このあいだに何か出てないか、次回以降検証していきます。

f:id:honeylab:20180203111937j:plain

研究拠点復活

f:id:honeylab:20180203091759j:plain

部屋の明け渡しによって一時的に開発拠点を失っていましたが
家の模様替えによって1デスクスペースを確保してようやくあれこれできる状態になりました
これでまたいろいろできるかな

 

honeylab.hatenablog.jp

Multitap hardware and all developments has stopped.

Sorry for late announce,but it has been stopped.


Because software modding for USB HOST mode will support USB-HUB and support more controllers,mouses and other devices.

Special hardware are no more needes.
You can use USB-HUB and your USB joypad.

 

There are USB-HOST mod for SNESC/NESC.

SNES Classic modifications

You can get information from reddit.

 

And I am spending more time for my family.

All of my developments will be go slowly.

My reserch room and desk have been removed for my son and cats.
 

All of your voices encouraged me. Thank you.

And , New Funny hardware will wake me up.

but If you have any question , email me "hiromitu2120" at "gmail.com"

or twitter @bakueikozo.


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お知らせが遅くなって申し訳ありませんが、マルチタップの開発は停止しました。
すでにUSB-HOST化改造の手段が確立され、
市販のUSBハブと既存のUSBジョイパッドやマウス、
そのほかの組み合わせによって置き換えることが可能です。

必要な情報はredditにあります。

応援ありがとうございました。
honylabの次回作にご期待ください。

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I had used money over than my pocket.
I have some room in my warret.
私はすでに自分の小遣い以上の費用を使ってしまい、
財布には若干の余裕がゴザイマス。

 

Please donate me if you had a fun.
Past of me will receive them.


with MONACOIN

 MRwHn5ipf7m6PRgBzbhTsWfxU9oLLh6CV

-----------------

with Bitcoin

 17LWhhnmYA7kM41NhhReS5WTFBNnNwUd8p
QRコード

-----------------
Amazon wishlist :

Amazon.co.jp

 

Current working..

desiging pcb..

Select case..

f:id:honeylab:20171107091552p:plain

 

jp.misumi-ec.com

 

Using xxxduino as uProcessor , It makes firmware update easily.

f:id:honeylab:20171107091737p:plain

 

Current cost calucrated..

board 1000 yen
uP 1200 yen
wii con 5p 1600 yen
case 600 yen
other parts will 1000 yen

 = 5000 yen (45$ on today) without my working cost...

 

Can you pay this cost only for multitap ??
SNES mini is 8000 yen ?

(新作)スーファミミニ用マルチタップできた

前回のボンバーマンマルチタップ活用型コントローラがいまいち受けが悪かったので、

honeylab.hatenablog.jp


要望もいくつかあった現代的なマルチタップを実現してみました。

I have succeeded to work multitap working with Arduino and connectors without Old Multitap.

 

f:id:honeylab:20171104103631j:plain

構成としてはこんな感じ。

f:id:honeylab:20171104095102p:plain

2ndPadの信号(i2c)の配線に乗っかって3rd以降のリクエストを本体から出し、
それに従ってArduinoがコントローラ信号を返す形です。
Arduino receive and send i2c signal splitted from 2nd pad connector.


Arudinoと3rd-5thのパッドの間はi2cで、i2cがそんなにいっぱいあるマイコンなんか無いよ、と困っていたのですが、SoftwareI2Cを使うことでどうにかなりました。

Arduino and 3rd-5th Pad are communitate with SortwareI2C


このタイプだと、普通のArduino

https://www.amazon.co.jp/dp/B06XFR63YR/

この程度の延長ケーブルがあればとりあえず動作させることができます。
ドライバとファームにまだちょっと不安があるので、その辺が出来たら
誰でも作れるように情報をまとめておこうと思います。

 

You can this NEW Multitap are made with one Arduino and some cables.
I will open resouces when drivers and firmware will stable.